ロシア軍について 正式名称は**ロシア連邦軍。
ロシア連邦の国防を担う正規軍で、旧ソ連軍を母体として1992年に再編されました。



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**ロシア軍(ロシア連邦軍)**について、全体像がつかめるように分かりやすく解説します。
ロシア軍とは
正式名称は**ロシア連邦軍。
ロシア連邦の国防を担う正規軍で、旧ソ連軍を母体として1992年に再編されました。
世界有数の核戦力と兵力規模**を持つのが最大の特徴です。
基本データ(目安)
最高司令官:ロシア大統領
兵力:現役約100万人前後
核兵器:世界最大級の保有数
軍事ドクトリン:自国防衛+勢力圏維持を重視
主な軍種(4本柱)
① 陸軍(地上軍)
戦車・砲兵・機械化歩兵が中心
大量の装甲戦力と砲兵火力が強み
近年は無人機(ドローン)や電子戦も重視
② 海軍
原子力潜水艦を含む潜水艦戦力が中核
空母は少なく、潜水艦による抑止力を重視
北方艦隊(北極圏)など戦略的配置が特徴
③ 航空宇宙軍
戦闘機・爆撃機・防空ミサイルを統合
S-400などの防空システムは世界的に有名
宇宙領域(衛星・早期警戒)も管轄
④ 戦略ロケット軍
大陸間弾道ミサイル(ICBM)を運用
ロシア核抑止力の中枢
地上配備型ミサイルが主力
強みと課題
強み
核戦力による圧倒的抑止力
長距離ミサイル・防空能力
厳しい環境(寒冷地)での作戦経験
課題
兵站(補給)や装備の老朽化
人員練度のばらつき
経済制裁による装備更新の制約
現代のロシア軍の特徴
正規軍+民間軍事会社(PMC)の併用
情報戦・サイバー戦を重視
大規模戦より地域紛争型の軍事行動に適応中
🪖 ロシア軍の主力戦車



■ T-14 アルマータ
ロシア最先端の次世代戦車
特徴
無人砲塔(乗員3名は車体前方カプセルに搭乗)
125mm滑腔砲+自動装填
**アクティブ防護システム(APS)**搭載
思想
現実
👉 技術的には革新的だが、数で戦うロシア戦車ドクトリンとは相性が悪い
■ T-90M(プロルィーフ)
現実的な主力戦車の完成形
改良型T-90(T-72系の発展)
近代化された照準装置・装甲・通信
砲塔上に遠隔操作機銃
実戦投入数が多く、現在の主力
👉 高価なT-14より「使える戦車」として重宝
■ T-72B3
数で支える主力
ソ連時代のT-72を大規模改修
数が圧倒的(数千両規模)
弱点:弾薬配置の問題で被弾=誘爆の危険
👉 ロシア戦車=これ、というほどの象徴的存在
▶ ロシア戦車の共通思想
小型・低シルエット
自動装填装置(装填手不要)
「数と火力」で押す
西側戦車(レオパルト2・エイブラムス)より軽量
✈️ ロシア軍の戦闘機



■ Su-57
ロシア版ステルス戦闘機(第5世代)
👉 「万能だが尖ってはいない」
■ Su-35S
最強クラスの第4.5世代戦闘機
ステルスなしだが
超機動(コブラ機動)
強力レーダー+長距離ミサイル
空戦能力は非常に高い
👉 実戦経験が豊富で、ロシア空軍の柱
■ Su-34
戦闘爆撃機(前線爆撃)
横並び複座(爆撃機的設計)
長距離侵攻・精密爆撃
対地攻撃の主力
👉 地上支援と戦略爆撃の中間的存在
🧠 ロシア航空機の思想
高機動性重視(ドッグファイト志向)
長距離ミサイルで「先に撃つ」
強力な防空網と連携して戦う前提
西側より「個機性能重視」
⚖️ 西側装備との比較(ざっくり)
分野 | ロシア | アメリカ/NATO |
戦車 | 小型・自動装填 | 重装甲・生存性重視 |
戦闘機 | 機動性・火力 | ステルス・情報優位 |
戦い方 | 数と火力 | 情報・連携 |
まとめ
ロシア装備は理論上は強力
ただし「補給・整備・運用」で差が出やすい
技術より運用能力が勝敗を左右
次はどうする?
🔍 ウクライナ戦争で実際どう使われたか
🆚 F-35・エイブラムスとのガチ比較
💣 ミサイル・防空兵器(S-400など)解説
気になる方向、選んでいいよ。
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🛡 ロシアの防空兵器(Sシリーズ)



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■ S-400 トリウームフ
世界最強クラスと称される長距離防空システム
迎撃対象:航空機・巡航ミサイル・弾道ミサイル
最大射程:約400km(ミサイル種類による)
特徴
多層レーダー(早期警戒+追尾)
複数目標を同時迎撃
機動展開可能(固定基地に依存しない)
👉 「近づく前に落とす」思想の象徴
■ S-300
S-400の前世代だが、今も現役
ソ連時代からの傑作
多数配備され、改良型が継続使用
ウクライナ戦争でも広く運用
👉 数と実績で支える防空の屋台骨
■ S-500 プロメテイ
次世代・対宇宙も視野に入れた防空
弾道ミサイル終末段階迎撃
低軌道衛星も理論上迎撃可能
実戦配備はまだ限定的
👉 戦略ミサイル防衛(BMD)寄りの存在
■ パーンツィリS1
防空システムを守る防空
短距離・近接防空
ドローン・巡航ミサイル迎撃
S-400陣地の護衛役
👉 「防空の防空」
🎯 ロシアの攻撃ミサイル



■ イスカンデル
戦術弾道ミサイルの切り札
射程:約500km
高速+不規則軌道で迎撃困難
通常弾頭/核弾頭対応
👉 前線司令部・防空拠点破壊用
■ カリブル
海から飛ぶ長距離巡航ミサイル
潜水艦・フリゲート艦から発射
射程1,500〜2,000km級
低空飛行で探知されにくい
👉 戦略攻撃の主力
■ キンジャール
極超音速ミサイル(誇示的存在)
マッハ10以上
MiG-31などから空中発射
実際の迎撃困難性には議論あり
👉 軍事+政治メッセージ性が強い
🧠 ロシアの防空・ミサイル思想
● 防空は「面」で守る
● 攻撃は「迎撃困難」を狙う
● 核抑止と通常戦力を融合
同じミサイルで核/通常両対応
エスカレーション管理を重視
⚖️ 西側との比較(要点)
分野 | ロシア | アメリカ/NATO |
防空 | 地上防空が最強 | 航空優勢で抑える |
ミサイル | 高速・迎撃困難 | 精度・情報連携 |
思想 | 領域拒否(A2/AD) | 制空権支配 |
まとめ
S-400はロシア軍の象徴的切り札
防空+ミサイルで「近づけさせない戦争」を狙う
ただし実戦では探知・運用・弾数が成否を左右
ロシア軍の最終奥義=核抑止の中枢なので、
① 全体の仕組み → ② ICBM → ③ 原潜(SLBM) → ④ 指揮統制の順で、噛み砕いて解説します
。
☢️ ロシア核戦力の全体像(核トライアド)



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ロシアは「核トライアド」を採用しています。
ICBM(地上配備)
SLBM(原潜搭載)
戦略爆撃機(航空機)
👉 ポイントは
どれかが壊滅しても、必ず報復できる
これが核抑止の本質です。
🚀 ① ICBM(大陸間弾道ミサイル)の仕組み



運用主体
■ トーポリM
■ ヤルス
現在の主力
複数弾頭(MIRV)
1発で複数都市を攻撃可能
ICBMの流れ(超要約)
発射(地上 or 移動式)
宇宙空間へ上昇
弾頭が分離
マッハ20超で再突入
迎撃ほぼ不可能
👉 発射から30分以内で地球の裏側に到達
なぜ移動式が重要?
森林・雪原・道路を移動
衛星でも位置特定が困難
先制攻撃でも潰しきれない
= 確実な報復保証
🚢 ② 原子力潜水艦(SSBN)の仕組み



■ ボレイ級原子力潜水艦
ロシア核抑止の切り札
常時数隻が海中に潜航
位置は国家機密
最も生存性が高い
■ ブラヴァ
SLBMの強み
発射地点が不明
海中から突然攻撃
迎撃準備が間に合わない
👉 「絶対に止められない核」
🧠 ③ ロシアの核運用思想
● 相互確証破壊(MAD)
撃てば必ず撃ち返される
勝者はいない
→ だから使われない
● エスカレーション管理
ロシアは「限定核使用」も理論上想定
小規模核で相手を止める発想
※実際に使えば破滅的リスク
🖥 ④ 発射命令システム
大統領 → 国防相 → 参謀総長
有名な自動報復構想
「ペリメトル(通称デッドハンド)」
指導部壊滅時も自動報復するという思想
実在性は部分的に確認レベル
👉 **“指導部を潰しても意味がない”**という恐怖を与える装置
⚖️ アメリカとの違い(簡潔)
分野 | ロシア | アメリカ |
主軸 | 地上ICBM+原潜 | 原潜中心 |
思想 | 領土防衛重視 | 世界展開 |
限定核 | 理論上想定 | 原則否定 |
まとめ(超重要)
ロシア核戦力は
「生き残ること」最優先
ICBM=即応・圧倒的火力
原潜=絶対に潰せない報復
使うためでなく
使わせないための兵器
核ミサイルは迎撃できるのか?(現実)
「一部は迎撃できる」が、「完全防御は不可能」
これが2026年時点の現実です。
感情論やSFを抜きにして、物理・技術・運用の3点から説明します。
🚀 核ミサイル迎撃の基本構造



ICBM(大陸間弾道ミサイル)は3段階で飛びます。
上昇段階(ブースト)
中間段階(宇宙空間)
終末段階(再突入)
👉 迎撃できるかは「どの段階か」で決まる。
🧨 各段階での迎撃現実
① 上昇段階:理論上は可能、実際はほぼ無理
発射から3〜5分
ロケットが赤外線で丸見え
だが…
発射地点の近くに迎撃兵器が必要
敵領内 or 周辺国に常駐は現実的でない
👉 実戦ではほぼ迎撃不能
② 中間段階(宇宙):一部可能
弾頭が宇宙空間を飛行(20分前後)
迎撃兵器:
問題点:
**デコイ(囮)**をばら撒かれる
弾頭と風船の見分けが困難
MIRV(複数弾頭)で飽和攻撃
👉 数発なら対応可能、数十発は無理
③ 終末段階:ほぼ不可能
👉 「点の防御」はできても「国の防御」は不可
🧠 なぜ完全迎撃は無理なのか
● 物理の壁
弾頭は小さく・速く・硬い
命中精度は「弾丸に弾丸を当てる」レベル
● 数の暴力(飽和攻撃)
👉 コストと弾数で必ず負ける
● ロシアの突破手段



アヴァンガルド
→ 変則軌道・極超音速
MIRV(複数弾頭)
デコイ・ジャミング
👉 迎撃網を前提に作られている
⚖️ 米露双方の「本音」
アメリカ
ミサイル防衛は
「限定攻撃(数発)」対策
北朝鮮・イラン想定
ロシア全面攻撃は想定外
ロシア
👉 相互確証破壊(MAD)は今も成立
❓じゃあミサイル防衛は意味ない?
意味はある。かなり。
誤射・事故への保険
少数国家の抑止
相手の攻撃計画を複雑化
政治的・心理的抑止
ただし👇
「核戦争に勝つ」ための盾ではない
✅ まとめ(現実チェック)
❌ 核ミサイルを完全に防ぐ → 不可能
⚠️ 一部迎撃 → 可能
💣 1発でも漏れたら → 国家的致命傷
🔒 だからこそ核は「使えない兵器」